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インタラクティブ・ティーチング

(日本語) ナレッジセッション

WEEK 7 キャリアパスを考える1 大学教員としてのあり方(日本語) 3.大学教員のあり方

(日本語)
(日本語) 皆さん、こんにちは。
皆さん、こんにちは。
こんにちは。
インタラクティブ・ティーチングWEEK7「キャリアパスを考える」の1として、今回は大学教員としてのあり方を取り上げます。そしてこのセッションでは、先ほどのタイトルの通りですが、大学教員のあり方について取り上げます。本題に入る前に目的の確認をまずします。大学教員として今求められることを理解し、そのあり方について考えることができる。これが目的です。そして到達目標ですが、今回は2番目ですね。大学教員としての責務を4つ挙げて説明ができる。これが目標になってます。次に目次ですが、大学教員という仕事、そして次にまとめと。この流れでいきたいと思います。
大学教員という仕事ですが、大学教員の責務、責任ですね。やっているご活動ですね、について挙げてみましょう。皆さんの周りの先生方ですね、大学教員の方々は普段どのような活動をしていらっしゃるでしょうか。指導教員の先生方とか周りのよく知っている先生が、普段どういうことで過ごしていらっしゃるかについてお手元にこの付箋があると思いますので、できるだけたくさん挙げてみてください。今から2分ぐらい取ろうと思います。ではどうぞ。後でここにこう貼ってもらいますので、大きな字で丁寧にお願いします。

では一旦手を止めて顔を上げていただいていいですか。今お手元にある付箋を見ながらお願いします。大学教員の仕事というのはですね、責任と言ってもいいんですがまず大きく実は4つあります。1つ目が教育ですね。授業を担当して実際に講義をするというのが一番わかりやすいですね。それが1つあります。それから研究。もちろんですね。大学教員、研究っていうのは1つの重要な仕事ですので研究を各方面でしてらっしゃると思います。で、この次の2つが意外とこう目につきにくいところだと思いますが、管理運営ですね。大学の運営に関わる仕事です。例えば挙げていらっしゃる方いらっしゃいます。大学の所属の研究科長をしていたり、何かの委員会に所属をしていたり、大学の運営に関わる執行部に関わっていらっしゃったりとかいうのもありますし、先ほどのその前回のセッションで、高等教育機関の中の高専なんかだと寮を持ってるので、寮の主事とかですね。そうした学生さんあるいはクラブ活動の顧問とかそういうのもこういうのに含まれてきます。一部教育にも含まれるという考え方もあるんですが。あと担任というのも教育にも含まれますし、管理運営、今は大学も担任制ってひいてるところ結構あるので、そうしたものも含まれてきます。続いて社会貢献ですね。今その大学教員というのはまず教育と研究はとても大事な責務として当然なんですけれども、直接的な社会に対する貢献を求められつつありますので、例えばこれですと公開講座ですね。大学の外の方に対して開かれる講座ですとか、あるいは研究との重なりになりますが、学会、各所属されている研究の学会運営に関わる部分ですね。そうしたところもこちらに入ってきます。以上、この4つの教育、研究、管理運営、社会貢献と。以上のこう4つ、お仕事として分類できるんですが、今それぞれ皆さんお手元のものがどれがどれに相当するってだいたい振り分けられそうですか。うん。できそうですか。ではですね、それを今皆さんに挙げてもらったものをちょっと実際のお仕事の具体的なものとして共有したいと思うので、こちらに貼りに来てほしいんですが、では吉田さんに司会というか切り盛りをお願いをします。ではちょっと準備をします。ではお願いします。

吉田さん以外は戻っていただいて、まとまったことを順にご説明いただけますか。
いいですか。
ではどうぞ。はい。
大きく分けてその教育、研究、管理運営、社会貢献の4つのものをみんなで出して、いろいろと相談しつつ作ってみました。まずは教育なんですけど、すごく、一番最初に出てくるのはやはりその講義をする。直接的な学生に対する教育ということで、講義をするっていうのも出てきましたし、あとこれは研究とも重なるんですけど、実際に大学の先生が研究室をお持ちなので、その学生に対して研究指導をする。研究にも関わるし、教育にも関わる。それにつながってそのゼミ。先生が持っているゼミもある意味研究と教育の間だろうっていう話がありました。あと教育の中で特に臨床、看護師の方や臨床心理士の方からご意見があったんですけど、その実習の指導というのもある意味教育に入るだろうってことです。次その研究の方なんですけど、やはりその論文執筆はほぼ全員から出てきました。そして科研費の獲得ですね。研究費を獲得するというのはやはり先生やられていて、実際に研究室まわしていかないといけないのでってとこです。あと研究のその論文を査読するというのも研究でもありますし、若干その社会貢献、その学会にも貢献することになるので、少し下のところに書いてあります。で、よりその研究と今度は社会貢献の方にうつらしてもらいますけど、ここの間に入ってくるものは何かと考えると、本を、自分の研究を元に新書を書いたりですとか、その本の執筆ですとか、自分の経験を元に企業ですとか自治体のアドバイスをするっていうのも入るかなということになりました。特にその社会貢献として出てきたのは例えばもうテレビで、テレビに出てきていろいろコメントするっていうのも自分の知識を生かして社会に貢献しているってところで入りますし、一般向けの講演ですとか、研究室を定期的に公開するというのもある意味社会貢献になる。あと少しおもしろかったのは、法律を作るというところも社会貢献に入るだろうという意見もありました。そして、今度は管理運営側ですけど、大学の運営をされてるので、それは管理運営に入るだろうってことと、実際に学会の運営っていうのはある意味教育と、研究と管理の間に入りますけど、そういう学会の運営っていうものも入ります。そうですね。社会貢献の間にも入ります。作ったグラフはこのようなものになってます。
はい、ありがとうございます。少し補足をしますけれども例えばですね、管理運営と教育に間に入るぐらいなんですが、教員の中でも新任の先生をこう少しシニアの先生がメンター的に指導するというのも入ってきます。だから先生方の間で教育する、される関係があるところがありますね。あとそのさっき付箋には出てない、お話には出てきてましたけど高校に対してその出前講義っていいますが、高校に、今後大学に入ってくるであろう方たちに向けた講座を提供するとか。そうしたことも、それは社会貢献とか教育に少し入る形、あるいは研究室をこう公開しながらっていうこともあれば複合的になってきますが、こういうことも行われるようになってきています。はい、今挙げていただいたこのいろいろなよく先生方を観察されていらっしゃるなと思ったんですけど、実はそのこうしたものも所属機関や専門領域、キャリアステージによって、この今これ4つの円は同じ大きさで書かれているんですが、それが人によってあるいは機関によって、その人が何歳かどのぐらいにいるのか、あるいは職位がどのぐらいにあるのかによって変わってきます。例えばですね、こちらに今ご覧ください。一番研究が大きい。研究メインでやっている。例えばもう研究を重視した大学であまり授業も持たなくてもいい若手の方だったらこうバリバリ研究してくださいっていう形でこんな形にバランスになるでしょうし、逆にとても教育を重視した機関であれば、教育が非常に大きくてまずは第一にお願いしますっていう形になると思います。あるいは今研究科長とかそうしたポストに就いておられる先生であれば、管理運営が非常に大きくて他のところは比率として小さいと。こういういろいろなバランスがありますね。ですので、人によってこれはそれぞれですし、全員がこれを責務とするわけではないですが、人によって異なるということです。ただ一般的になんですけれども、これまでは非常に大学教員といえば研究重視とされてきましたし、ご本人もそう思ってきた時代でした。でも今前回のセッションで見たように、大学自体の質の変化が求められていることについて、教員がどう変わらなければいけないかという点についてまとめますと、教育者としての資質とその質保証も必要になってきている。研究というのは大学教員としては大切なんですが、教育者としての資質も非常に求められてきています。そして今回この授業自体がインタラクティブ・ティーチングなんですけれども、で、アクティブ・ラーニングってことを言ってきたんですが、教員自身もアクティブに学び続けなければいけないということを求められ始めています。ですからずっともう同じ、何ていうか、毎回毎年毎年ずっと同じ授業をし続けるというのではダメで、目の前にいる学生さんに応じて学生さんの学びを引き出すような授業方法を次々自分も取り入れて向上していかなければいけないということが求められています。で、実際にですね、そういうことをサポートするファカルティ・ディベロップメントというものがあるんですが、これは法令で義務化されていますし、多角的な評価をしましょうという風に教員自身に教員の多角的な評価をしましょうという風に文科省からはそのようなことが出ています。それにですね、これが今皆さんに一番直結すると思うんですが、採用時の判断方法、どういう人を取りたいかというときのその資料について、かなり変化がありまして例えばそのシラバスを用意してくださいとか、模擬授業をお願いしますとか、これまでは研究業績だけで採用されていた大学教員が教育に関する能力についてもしっかり見られるようになってきています。いいですか。ですので、大学教員としてこうしたことを心に留めておいていただきたい。それと同時にこういう4つぐらいあるけど、今自分はこれからどういうバランスでいくかなっていう自分のバランスについても少し考えてみられるといいかと思います。
ではまとめです。まず大学教員には教育、研究、管理運営、社会貢献の4つの職責があります。そしてそれは置かれた状況によってバランスが変化していきます。そしてアクティブ・ラーナーであることって前のスライドにありましたが、教員として求められていることが変化してきていると。だから今お近くの先生をお手本にするよりももう一段ですね、学び続けるような姿勢を持っていただきたいということです。では、これで終わります。

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