Utokyo faculty development東京大学

インタラクティブ・ティーチング

(日本語) ナレッジセッション

WEEK 6 学びを促す評価6. Discussions: The Use of Rubrics

(日本語) 皆さん、こんにちは。
皆さん、こんにちは。
こんにちは。
インタラクティブ・ティーチングWEEK6「学びを促す評価」です。今回は学生さんに行っていただくワークとして、ルーブリックを使うというのをやってみたいと思います。まずですね、あのワークの前に実際にじゃあ、ルーブリックをどうやって使っていくのかについて私の方から説明しますので、それを説明できるというのが1つ目の今回の目標です。そして今回ですね、既に皆さんにはレポート課題、仮想のレポート課題をルーブリックで採点して来てもらっているので、それを踏まえた上でルーブリックのメリット、デメリットについて考えるということになります。ではまずですね、ルーブリックの実際の利用です。これをレポート課題のルーブリックと仮定します。レポート課題と一緒にこのルーブリックも学生さんにお渡しをします。そしてこの学生さんはですね、このルーブリックを見てガイドとして利用します。この基準でレポート課題は採点されるんだなというのがここに書いてありますので、こちらを見てレポート作成するわけです。で、通常ですね、このルーブリックをガイドとして利用し、私はいつもそうしてるんですが、自己採点をさせてそして課題とともに、課題のたいていですね、これレポート課題としますと、ホチキスで一番上にホチキスで止めて表紙にして提出をさせると。こういう形でレポート課題を出してもらいます。そうすると採点させると何がいいかっていうと、学生さんたちが自分がどれぐらいのレポートをちゃんと書いたのかという自己評価をその場でできるんですね。そうすると自分って全然これダメだなとか、もう少しここはやれるなとか、これはすごい頑張ったとかっていうのが自分自身に対してフィードバックがかけられるので、この時点で既に学生さんの学びを促進できている、ガイドしてることになるんですね。なので、自己採点はお勧めです。で、いただいたレポート課題を先生は、教員はですね、ルーブリックに基づいて課題を採点します。で、このときにもし自己評価がしてあれば、それが正しいかどうかという追認をする形で評価をします。そしてレポートの評価を、ルーブリックで丸、該当するところに丸をふったり、足りないところに下線を引いたりというコメントを一々一々書くのではなく、こうここだからここだからっていうことで、これ自体の採点自体がフィードバックになる。このあたかもコメントを書いているかのように学生さんにはいろんな情報が一緒に返却とともにいくと。こういう形になります。ですので、ルーブリックとともにレポート課題を一緒に返却します。これでルーブリックがですね、教員にとっては採点するツールでもあるし、学生さんにとっては学ぶガイドにもなるという、そういう機能を持っているということになりますね。こういう風に利用するといいと思います。ではですね、今回課題、どういうものを皆さんに採点して来ていただいたかというと、こういうものでした。大学の授業にアクティブ・ラーニングを取り入れるべきであるという主張に賛成か、反対か。いずれの立場を選び、根拠となる文献を参照、引用しながら論じなさいということなんですけれども、皆さんには4つの4種類のレポートのサンプルといいますかレポート例をお渡ししてあって、ルーブリックもご一緒にお渡ししてあります。で、ちょっといいですか。こういう形のレポートですね、レポートじゃない。これはルーブリックですね。これに今寺本さんはこう、丸をここに丸をふってもらってますが。こういう風に採点していただいたと思います。ありがとうございます。ではですね、この採点した経験、4つのこれが普通はですね、20枚だったり、100枚だったりするわけですけれども、これを採点してみた経験からですね、メリット、デメリットについてちょっと考えていただきたいと思います。まずですね、これ教員にとってのメリット、デメリット。そして学生さんにとってのメリット、デメリットというのがあるんですけれども、じゃ、教員のメリットについて、採点してみた感想というか感想としてホドリーゴさんどうでしょう。
4つだけでしたけど、もっといっぱいあれば、何かどんどん早くなっていくのかなって思って採点が早くなりますし、いいルーブリックができていれば、その採点を委任することができると思うので、TAとかに採点してもらうこともできるのかなと思いました。
そうですね。それ2つともそうです。メリットになると思います。他に補足する形でどうでしょう。堀内さん。
そうですね、採点をしてみて自分の主観というものが入らなくて、客観的に評価できていたので、公平に学生さんを評価できるんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。そうですね。公平というキーワード出てきましたね。通常ですねレポートって、最初に採点してる人と最後の方で採点している人でもう疲れてきちゃってみたいな感じで自分自身のこう採点の揺らぎみたいなのが出てくるんですけど、ルーブリックだとそういうものが比較的起こらないと思います。はい。ではデメリットどうでしょうね。中村さんどうですか。
はい。さっき採点が効率的になるっていうメリットがあったと思うんですけれども、一方でルーブリックを最初に作成するときに時間がかかってしまうんじゃないかなと思いました。
はい。そうですね。ルーブリックの作成自体には、やっぱりいいもの作ろうと思うと時間かかります。で、最初からいいものができないので、更新をするわけですけど、それでも作るメリットは大きいんですけれど、やっぱり初期に、ゼロから作るというのはとても大変ですね。でも今そのいろんな方々がたくさんルーブリックをあちこちで作っていらっしゃるので、そういうものをうまく検索をしてルーブリックを自分にあったものをうまく見つけられるとその部分は少し軽減されるかもしれないですね。と、こちら教員にとってのメリット、デメリットをまとめてみました。まずですね、課題の意図自体、学生さんに対して課題の意図、これを私はこういうことで観点で出題しますよっていうことを伝えやすいというのがあります。それからさっきおっしゃっていただきました採点がぶれにくいので、客観性も比較的保たれる。これがあるからTAにも預けられそうだっていうのは、こういうことがありますね。それから採点時間の短縮ができると。枚数があっても多分早くなるだろうとホドリーゴさんにおっしゃっていただきましたが短縮になると。それから後で加えて丁寧なコメント。これがただ丸をふるだけでいろんな言葉が学生さんに返っていきますので、コメントが可能であると。で一方、デメリットとしてよいルーブリックの作成が難しいと。これは更新更新でいくしかないですよねということです。それから、ルーブリックの作成に時間がかかる。先ほどおっしゃっていただきました。どうしてもゼロから作ろうとすると、時間かかります。でもこれはうまく他の方々が作ったものを援用したりすることで、少しは楽になるかもしれません。続いてですね、学生さんにとってのメリット、デメリットについてちょっと考えてみたことをおうかがいしたいんですが、いかがでしょうか。じゃあ、吉田さんどうですか。
はい。ルーブリックがあることによって、そのどのような観点で評価されるかがわかるので、ある意味学習の促進につながるかなと思ったことと、あとはその実際に学生が事前に採点できるというのは、ある意味それが成績になるということで、とてもうれしいことかな、メリットになることかなと思いました。
はい。金子さん補足する形で何かありますか。
そうですね。先ほどその学生が自己採点するっていうのがあったんですけど、それでその提出前にその自分がちゃんとその採点基準を達成できているかどうかを確認できて、なおかつその最後に先生から返ってきたときも評価に割りと納得がいきやすいんじゃないかと思います。
はい、ありがとうございます。そうですね。うん。学生さんにもそういう今おっしゃっていただいたようなメリットが本当にあります。他にデメリットはどうでしょうか。小澤さんどうですか。
はい。評価基準がはっきり示されているので、かえってこの最大の評価基準になったところ、で、までしか評価されないのでそこを超えるような、教師が想定している以上のものが発揮されないと思います。
なるほど。もっと素晴らしいのが書けるけれどここでやめちゃう、みたいな。そうですね。もっといいと思われるものが、教員の想像を超えたところが測れなくなってしまうっていうことですね。それはそうですね、大事な視点ですね。そこを何とか、そこも含めていただけるようなものができるといいですね。はい。今おっしゃっていただいたものをまとめてみたものがこちらですね。学生にとってのメリット、デメリットとしてまず課題の意図、評価基準を知ることができ作成ガイドとして、どういう風にいろんな課題を取り組めばいいかというのが利用できると。それから自己評価というキーワードをおっしゃっていただきましたが、自己評価が可能となる。それから丁寧なフィードバックが期待できると。で、加えてそのあらかじめ点数がそれを教員がきちんと改めて追認するわけですけれども、どれぐらい頑張ったか評価というのがざっくりわかるというのがありますよね。それからルーブリックがうまく作られていないと、ルーブリックに現れた観点のみに注目しすぎてしまう。これは一種、そのそうですね、小澤さんのここにも少し入るかも、この観点さえ満たせばもうそれ以上は努力しなくていいやっていう風に学生さんにそういうメッセージを伝えてしまうので、特に観点が足りないときには、その観点以外のことは全然気にしないで作れてしまうので、時として教員が意図していないような不完全なものができてくると。こんなのでも高得点になっちゃうのっていうようなレポートが生まれてしまう可能性があります。ですので、ルーブリックはとにかく丁寧になるべく、なるべくというかブラッシュアップを重ねる必要もありますし、観点をとにかく丁寧に網羅して作り、その先ほどのこちらの軸ですね、素晴らしいものをどれぐらい素晴らしくするかとか、それ以上もきちんと測れるような形でメッセージを送るという作り方が必要かと思います。ではこれでワークを終わります。お疲れさまでした。

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