Utokyo faculty development東京大学

インタラクティブ・ティーチング

(日本語) ナレッジセッション

WEEK 6 学びを促す評価5.ルーブリック(2)

(日本語) 皆さん、こんにちは。
皆さん、こんにちは。
こんにちは。
インタラクティブ・ティーチングWEEK6、今週は「学びを促す評価」です。
そして、今回はルーブリックの後半ですね。2回目です。まず本題に入る前に目的を確認したいと思います。学生の学びを評価するための基礎知識を得て、評価の意義を理解し、活用できるようになると。そして今回の到達目標は、この最後ですね、ルーブリックの作成手順を説明できるということになります。前回、ルーブリック全体の概要、中身について学びましたが、じゃあ実際に作って、作ってみる。この部分について取り上げたいと思います。目次はこうなってます。ルーブリックの作成、まとめということですね。では、いきたいと思いますが、まずルーブリックの作成ですが、お手元にはですね、できあがったものがあるんですけれども、これがどうやってできていくかという過程を説明していきたいと思います。まずですね、評価観点を定める。評価尺度の段階数とラベルを定める。そして評価基準を定める。というこの3つです。いいですか。書いてみると3つなんですけれども、この一つ一つ順番に見ていきます。まず評価観点を定める。当然この前に課題を定めるというのがあるんですが、課題を定めた後に評価観点を定めます。実際にはですね、この課題を出すことで自分が測定したいものは何でしょうというのを自問自答するところからスタートしますね。例えばこの私も模擬授業を皆さんにもやっていただいたわけですが、模擬授業をやることによって皆さんに何を表現してほしいのか、模擬授業をすることで何を学んだことを私が見たいのかっていうところですね。で、そうするとここにずらっと、例えば構成、模擬授業ってわずか6分ぐらいの授業の中でどういう風に構成、きちんと授業デザインのところでやった導入、展開、まとめになっているかとか、そうしたことをここで見たいなということで挙げます。ですのでこれが評価観点を定めるという一番目の作業になりますね。そしてこれが注意点なんですけれども、評価観点が十分かどうか、抜けがないかどうかの確認をしてください。そのコースの目的や目標を確認する。その課題だけを見ててもいいですが、それ以外の授業デザイン、クラスデザインの中の目標や目的、あるいはシラバスで掲げられている目的や目標を確認をしてみてください。そしてルーブリックができあがったらですね、まずは自分で回答案を作ってみてそれを採点してみると。自分がどういう、この課題で例えばこういう風に答えるよね、じゃあこれを採点してみようという風に模擬的なことをやってみてください。これすごく大事なことです。で、私自分の非常勤講師でルーブリックを初めて使ったときには、1回目にルーブリックなしでレポート課題をやってもらってそれを元にルーブリック、採点しながらルーブリックを作成して、もう1回同じ課題を出してもらってルーブリックで採点して返すということをしました。意外とこう自分でこの観点を出すっていうのが自分の頭の中では難しいので、ここは丁寧にやっていただきたいと思ってます。で、実際にですね、ルーブリック自体も改善をしていくものなので、いきなり初めて作ったルーブリックがずっと使えるような完璧なものであることはまずないので、改善改善を重ねていくものだと思ってください。はい。ではですね、次に評価尺度の段階数とラベルを定めるです。ここの部分ですね。評価尺度、今ここ、このルーブリックは3段階になってますけれども、これは先ほど1から5ぐらいまでありますよねということでした。でも1から3ぐらいまでが使いやすいかと思います。評価尺度の段階数を決めてそのラベルを決めます。で、先ほど作成の要素のところでご紹介しましたが、教育的な配慮をきちんとした形でこの文言を決めてください。いいですか。はい。では次にですね、この縦と横が決まったところで評価基準を定めていきます。この中身のセルを全部埋めていくんですね。ですのでこれだと今、本物の方ですと今7つの評価観点があり、3つの尺度がありますので、21個のセルに全部日本語を埋めていくわけです。で、これですね、評価基準はたくさん書かなきゃいけないですよね。これどういう風に作っていくといいと思います。具体的にはですね、こういう風に作っていくかっていうのよりも、このエクセレント、グッド、ディベロッピングをどの順で、ここが先がいいのか、ここが先がいいのか、真ん中がいいのかっていうことなんですけれども、どうでしょう。それを観点ごとに作るかどうかは好みでいいんですけれども。まずどういう風に、この尺度でいうとどの順がいいと思いますかっていうのをちょっと聞いてみたいと思います。どうでしょう、寺本さん。
順番は、一番理想的なこれが、こう回答してほしいっていうエクセレントを決めて、で次に最悪のを決めて、
最悪。
最悪とか言っちゃいけない。
教育的配慮。
そうですね。発展的なところを決めて、でもこう区別がつくように真ん中を決めようかなと思います。
はい、はい、ありがとうございます。それをお勧めしようと思ってました。別にこれが正解というわけではないんですけれども、私の経験で言うとですね、まずは一番いいもの、自分が目指してこれを満たしてほしいからっていうものも作ってみるというのが、一番実は書きやすいです。一番最高レベルですね。これを書いてみてください。そうするとやっぱり、次にですね、一番もうちょっと頑張ってほしいと思うところを書いてみます。そうするとこれとこれで上下が決まるわけですね。そしてこの間のグッドのところ、ここの部分を決めていただくといいと思います。ただですね、ここ結構、素晴らしいものにしておかないとグッドとか標準とかいうところにあんまりあんまり何ていうかクオリティの高くない文言が並んだりするので、ここもグッドなんであればそれなりのものが並ぶような形で調整をしていかなければいけないです。ですので、こう1、2、3と書いたあとに、もう一回見直してみて、で、この尺度との整合性ですね、これをはかると。こういう形で書くといいと思います。で、もっと具体的に言うと、今ここには全然数字出てきていないですけれども、例えば誤字脱字とかいうのだったら、ここだったらもう0。こっちは1、2個、こっちは3個以上とかっていう形で数字だときれいに書き分けられます。そこで差別化をしていくということになります。そのときにここがあまりひどくならないように調節するということですね。よろしいでしょうか。
ではまとめです。ルーブリックは基本的に評価観点、評価尺度、評価基準の順に作成するとよいと。こういう順序をだいたい守っていただけると比較的書きやすいかと思います。では、これで終わります。

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