Utokyo faculty development東京大学

インタラクティブ・ティーチング

(日本語) ナレッジセッション

WEEK 6 学びを促す評価4. Rubrics (1)

(日本語) 皆さん、こんにちは。
皆さん、こんにちは。
こんにちは。
インタラクティブ・ティーチングWEEK6、今週は「学びを促す評価」です。そしてこのセッションと次回のセッション続けてですね、ルーブリックについて学びます。まず、目的について確認します。今週は学生の学びを評価するための基礎知識を得て、評価の意義を理解し、活用できるようになるというのが目的です。そして到達目標ですが今回はこの4つ目ですね、「ルーブリックの基本構成を説明できる」。これを到達目標とします。これが目次です。まず「ルーブリックとは」。そして「ルーブリックの基本構成」、そして「まとめ」と。こういう形で進めます。ではまずルーブリックとはなんですが、ルーブリックという名前を聞いたことある人は手を挙げてみてください。これはみんな挙げますよね。私の授業で紹介をしています。ではルーブリックについて私の授業以外で見たことがある、あるいはやったことがある、使ったことがあるという方、手を挙げてみてください。いらっしゃいませんね。なかなか今、これから今普及を始めるような評価方法になるので、これからどんどん見る機会が増えると思いますし、皆さんも使っていく機会がきっとあると思うんですが、非常に便利な意義のある方法なので、使えるようになってほしいと思ってます。ではこれ何者だろうというのがですね、実際にこれが実物です。お手元に今皆さんお持ちですし、こちらはダウンロードできるようになってますので、お手元に置いてこのセッションを受けていただければと思います。これがルーブリックの1つの例です。これはですね、東京大学フューチャー・ファカルティ・プログラムでこれは前の期の方がですね、グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリックということで作成しました。ルーブリックとはなんですが、まず意義としてプロジェクトやパフォーマンスを評価する課題における評価軸の可視化です。具体的にはですね、レポート課題とか演技など非常にこれまで評価しづらかった評価方法をサポートするための方法になります。例えばですね、レポート課題で皆さんご経験あると思うんですが、例えば2ページ3ページのレポートを出して、Aとかついてくる。ね。何がAなのかっていうところがいまいちはっきりしないまま成績だけポンとこう一言、一文字がついてくるというの、よくご経験ありますよね。そうではなくて例えばこのレポート課題でいうと、どういうこのレポート課題を見るためにいくつか先生の中には暗黙のうちにこう軸があって、それを明らかにして点数化したもの、点数化しようとしたもの。そしてそれをうまいことこうフィードバックをきちんとあげようというその総括的な評価の可視化とですね、形成的な評価ですね。フィードバックをかけてあげる。そして学びをきちんと支援してあげようとする評価方法になります。では具体的なルーブリックをお手元に置いていただきながらこれの説明を具体的な要素の説明していきたいと思います。まずですね、先ほど読み上げましたが、こちらにあるのが課題ですね。一番上に課題、このレポート課題ですとか、これだったら模擬授業という課題そのものをここに書きます。そして次にこの左側ですね、評価の観点、このここでいうと模擬授業をどういうところを見ていくかというのが左側に書かれていきます。評価軸ですね。そしてこの1列目、1行目か、1行目です。評価の尺度。ここではエクセレント、グッド、ディベロッピングと書いて3段階設けてありますが、優、良、可とか卓越している、標準的、不十分とかいろいろな文言があるんですけれども、評価のスケールですね、刻み、これが上にきます。そしてここ中身ですね、評価基準。この評価基準はそれぞれの評価、軸に対してここの文言が満たされていればここになるし、あるいはグッドだったらここ。ディベロッピングだったらここという風にこうこの列、行、行に対してどこかに判定されるというそのための文言が並びます。これが基本構成ですね。ルーブリックの中の課題、ここにある評価観点、評価尺度、評価基準と。この4要素になります。つまりこれが定義になるんですけれども、ルーブリックというのはある課題をいくつかの構成要素、評価軸に分けてその要素ごとに評価基準を満たすレベルについての詳細に説明をしたものとなります。こちら定義って書くとちょっと難しい感じになるんですけれども、こちらをイメージしていただけるといいかと思います。こういうレポート課題、あるいは模擬授業そうした測りにくいものに対して測るスケールをきちんと与えてあげるものということですね。では順番にですね、中身もう少し詳しく見ていきたいと思います。ルーブリックの基本構成ですね。先ほど要素として4つ押さえました。課題、評価観点、これは課題が求める具体的なスキルや知識です。そして評価尺度。これは達成レベル、刻みですね。そして評価基準、具体的なフィードバックの内容です。フィードバックと書きましたが、評価をするときのこれを満たしていればこれという基準ですね。で、課題についてです。先ほどにあったようにこの一番上にくる課題そのものなんですが、これはレポート、論文、プレゼンテーションなど教員が学生に期待する行動が含まれたものです。だから何かこのレポート課題を課すことで何かを聞きたいわけですね。何が身についているかを調べたい。そういうものですね。で、課題を明記する。これ別に本人たちの課題は別にあるわけなので、別に記さなくてもいいじゃないかっていう話もあるんですが、ただこれが手元にあった方が、採点時にちらちらやっぱり見るのでここにあった方が便利であると。それから学生さん自身がここにレポート課題が書いてあることで注意を引くことが、この結果が何の課題のルーブリックだったのかっていうのはあっという間に忘れてしまいますので、こちらをちゃんと課題を書くことでこれがこの課題についての評価ですよという風に学生さんに返却をするときに役に立つということがあります。そしてルーブリックの要素。今度は評価観点についてですが、こちらにあるものでした。評価観点というのは課題における達成が期待される要素をもれなくあげる。ですから皆さんがレポート課題など課したときに、測りたいものが全部網羅されているというのが大事です。今こちらにはですね。これ3つしかあがってませんけれども、これは今ある7つで7つ全部で1つのルーブリックということになります。この7つで全部測りたいものが全部測れていますよというのが大事なことになります。一般的にですねここは具体的な作成をするときの注意点なんですが、一般的に7つぐらいまでですかねってことで、あまり複雑な10も20もあるようなものは採点も逆にしづらくなりますので、このぐらいに止めといてください。それから行動の質についての記載は含めないです。例えば全体構成っていうのはいいんだけど、優れた全体構成っていうような判断が入る、入ってはいけないということです。それはなぜかというと、この左側、評価観点に対してこのエクセレント、グッド、ディベロッピング、この中身にそういうその質に対する記述が入ってくるので、ここがその関係が複雑なりますのでここはシンプルなあの形容詞のいわば形容詞の入っていないものを書いて、そういうものは全部このセルの1個ずつの評価基準の中に入れてください。いいですか。続いてこの評価尺度ですね。4つの要素の内の評価尺度について説明します。これはこの上にくるものでした。こちらは与えられた課題がどれだけ達成されたかを表すものです。通常ですね、1個から5個ぐらいまでで書きます。で、使用される標語は明確かつ教育的配慮が必要です。教育的配慮というのは、その一番こうできてないセル、できてない尺度の文言なんですけれども、さっきディベロッピングって書いてありましたね。発達途上っていうような単語が使われてました。これが例えば全然ダメとかね、そのやる気を失わせてしまうような文言ではなくてもっと努力しようねっていうような、そういう文言をきちんと選んでくださいということです。例えばここですと例としてあげてありますが、優秀、良、要再学習とか、模範的、優秀、合格圏、不合格、卓越、有能、中間、初歩とか。こうした形の文言を選んでいただけると例えば初歩についたとしても、あじゃあもっとがんばろうかなっていう風に思うので、こういう形のあまりひどい言葉、いわばひどい言葉は使わないようにしてください。そして最後ですね。評価基準についてですが、こちらこういう文言を入れていく欄になります。これはですね、評価観点ごとの到達度を具体的に記述します。日本語の文章が書いてあるのが特徴ですよね、1とか2とかっていう数字ではなくて中身について基準が設けてあります。最高レベルの評価基準のみを示すルーブリックは、採点指針ルーブリックといいます。これは1項目しかないっていうルーブリックのタイプですね。で、隣のレベルとの差異を明確に記述をします。これよく読んでいただけるといいんですが、エクセレントとグッド、グッドとディベロッピングで、記述がはっきり分かれています。これは採点するときに迷わないようにというのもあるんですが、何が満たされればエクセレントなのか何が満たされればグッドなのかというのは明らかにするような書き振りが必要です。実はこの書き分けがとても難しいんですね。で、これ学生の学習の指針とフィードバックに利用します。先ほどから少しフィードバックという言葉が出てきてるんですけれども、これは学生さんに返却をしますので、単に採点ツールというわけではないんですね。その意味では総括的評価だけでなく形成的な評価をするためにも使うという目的があります。ですので、学生さんがこれを手元にもらったときに、これ、この丸されてる文言を見て、次はこれを直せばいいんだなとか、ここが足りなかったんだなっていうような情報がここに入るような形で作成をしてください。以上ですね、ルーブリックの要素、課題、評価観点、評価尺度、評価基準、このルーブリックを構成する4つの要素について説明をしてきました。
ではまとめです。ルーブリックは今言った4つですね。課題、評価観点、評価尺度、評価基準から構成されています。では、今回はこれで終わります。

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