Utokyo faculty development東京大学

お知らせ

2020.05.28

【東大FFP第15期】オンライン授業実況中継(DAY4)

第15期も、折り返し地点に差し掛かりました。

DAY4の授業は「学生の学びを促すシラバスとコースデザイン」です。DAY4授業風景

これまでは、クラスの中身の話が中心でしたが、今回はコースの話です(ここで、クラスとは、東大を例にとれば一回105分間の授業のことを指し、コースとはS1タームの授業全体のことを指します)。

まずは、前回の復習からスタート。

DAY3の授業テーマは「評価」でしたが、授業開始早々、復習のためのZoomのブレークアウトセッションを利用したペアワークを実施。復習の方法としては,まず,「10分間でできる復習の問いかけを考える」ことを一人で行いその後にペアでその復習の問いかけをしあいました。自分のペア相手からは「総括的評価」、「形成的評価」といった、いくつかのキーワードを織り交ぜた「問いかけ」がありました。復習の方法に関して栗田先生からは「復習にも難易度がある。レベルを段階的に上げ、受講者のモチベーションに合わせた復習を行うことが有効」との言葉がありました。

そして、シラバス

シラバスでは、まずコースの存在意義を示した目的と、その目的を具体化した目標を定め、目標は学生を主語に、一つの文章に一つの目標を書くことが必要だ、との説明。そのあと、手元にある既存のシラバスをグループメンバーとZoomで画面共有しながら、シラバスを改善。受講生からは、「出来上がっているシラバスを改善するのはなかなか難しかったです」との反応がある一方、「既存のシラバスを自分のものとして修正するワークを通じて、シラバスがどうあるべきか自分ごととしてよく学べたように思う」、「漠然と作っていたシラバス作成という作業に、自らの頭で考え作成する手がかりが得られたと感じております」、「もやもやしていた、自分ができる・したい授業の形が具体的に見えてきました。シラバスを作ることが、頭の整理や分野の整理、内容(アイテム)の選出にとても役立つことが実感できました」との感想が聞かれました。

さらに、DAY4のハイライトであるグラフィック・シラバスの作成に突入。

これまで、リアルタイムの対面式授業では、付箋でやっていたことをオンラインで実施。Googleスライドを画面共有し、活発な議論を展開。「グラフィック・シラバス作成について、ブレイクアウトルームでの議論で不明確なところが洗い出されて楽しむことができました」、「グラフィック・シラバスを利用すると授業の流れや組み立て方が見えやすくなり、文章だけのシラバスを書く際にとても有用であることが分かりました」、「グラフィック・シラバスでは、テキスト・シラバスでは問題がなさそうに見えたものが、流れを可視化することで改善点が見えてきて、興味深かったです」など、総じてグラフィック・シラバスの有用性を感じたという感想が多く聞かれました。

また、DAY4を終え、改めて受講生からは、「シラバス作成に関して学び、作成の面白さ・深さ、そして難しさを感じました。自分の授業で活かせる部分も多く、この授業を受講して良かったと再び思いました。本日の授業で印象的だったのはグループワークでした。2度のシラバス修正と視覚化の検討は、和やかかつ建設的でした。このように学生の立場に立つことで、いかに学生同士のインタラクションのインパクトが大きいかを実感できることも、FFPの魅力だと感じました」。

いよいよFFP第15期は、これから後半戦に入ります。

大学総合教育研究センター
高等教育推進部門
川崎成一

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