Utokyo faculty development東京大学

お知らせ

2018.12.10

【関戸のFFP日誌 vol.5】DAY5「教えなくても学びは起こる」

Day 5「まとめと模擬授業検討」
・前回の復習
・目的・目標の提示
・模擬授業検討
・ここまでの学びのまとめ(ポスターツアー)

冒頭は前回(評価の回)で何を学んだかを確認するための「問いかけ」を作り、ペアで問いを出し合い、学びを深めるワークで始まりました。これまでの授業冒頭での前回の復習を振り返ると、Day3では前回のキーワードをペアでお互いに説明する簡単なワーク、Day4では前回扱ったトピックについて有用性と限界を議論するワーク、そしてDay5(今回)は問いを作るワークと徐々にワークが複雑化しています。
授業の回が進むと、学生は知識を得るだけでなく学び方も熟達して行きます。学ぶ側の熟達に合わせてワークをデザインすることで、学びを深めることができるのだなと気付かされました。

授業前半は受講者代表2名による6分の模擬授業に対し、個人そしてグループでフィードバックを行い授業のポイントを俯瞰的にメタ視点で検討するワーク、授業後半はこれまでの内容(モチベーションとアクティブラーニング の手法・クラスデザイン・シラバス・評価・模擬授業検討とFFPからのメタ的な学び)についてポスターツアーで振り返るワークでした。

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FFPでは回を重ねるごとに講師が良い意味で授業を手放して、学びを受講者に預けています。今回のFFPでは、講師が積極的に何かを説明するということはなく、受講者がグループでの話し合いから気付きを得て、全体共有の中で講師が疑問に答えたり、受講者の気付きを少し抽象化して分かりやすくする、一般化をしたりすることで学びが深まっていました。講師に聞くと、意図的に「学びを皆さんに預けている」そうです。
これまで「上手く説明すること=教えること」と思い込んでいましたが、どうやら「気付きを一般化すること」が講師・教師の腕の見せ所のようです。一般化ができれば教えなくても学びが起こる、それを見せて貰った回でした。

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