Utokyo faculty development東京大学

インタラクティブ・ティーチング

スキルセッション

スキル8.まとめ:失敗を恐れるな

映像をご覧の皆さん、こんにちは。
インタラクティブ・ティーチング8回目。最後になります。スキル・セッションは「失敗を恐れるな」。「失敗を恐れるな」です。我々はたくさんの場数の中で、多くの失敗を積んできました。その失敗の中から最大の学びをつかんできたわけですけれども、今日は栗田先生も交えて、いろんな失敗談を話しながら、その中から気づいたこと、得たことをお話ししていきたいと思います。さあじゃあ、私が今度は先生にインタビューする感じでいきたいと思いますが、先生はですね、毎日毎日こう教えるということ、教えるということを教えていらっしゃると思いますが、その中で失敗したなとかそういう実感のあるエピソードってございますか。
もう多分、皆さんはおわかりだと思うんですけど、毎回何かこうやらかします。
やらかす。ええ。
やらかします。
うなずいてますね。
本当そうなんです。なので私は本当に毎回何かしらこうトラブルがあるんですけれども、教員になった当初はそれがいつもこう授業で終わるともう落ち込むみたいなこと毎回こうあって、今でも思いますけれども、最近はそれが失敗して何かこう言うと学生さんたちが笑ったりとかっていう風にこう場がなごんだりとか、あるいは何かこうまずいことをした時に学生さんに積極的に助けてもらうとか、特に私、パワーポイントとかは準備してるつもりでもうまくこう画面が切り替わらない時があって、そうするとこういろんな領域から学生さんいるので、これ得意な人っていうと、はいって来てくれて、こう助けてくれる。そういうのをこうずっと使って一緒に授業が作れるんだって、私も学ぶ側の1人と思えるようになってからこの今やってる授業がずいぶん楽になりました。
はい。最初はなかなかそういう意識にならないってありますよね。
ならないですね。
私もワークショップを始めた頃っていうのは、何かいいこと言わなきゃいけないとかですね、皆さんにわかってもらうためにはこうあらねばならないってそういう部分があって結構肩肘張ってですね。
そうですね。
教えねばという感じだったんですけれども、これをやることで、実は自分が学んでるんだなってことがすごく多いですよね。
そうですね。
やっぱりいつまでも自分が足りてないなって思うことがなければ成長ってしないですよね。何かこう自分ができてるっていうこの自己評価の高さっていうのはすごく自分もね、いつもいつも反省するんですけれども、邪魔になるんですよね。そんなこと言われなくたってわかってるよみたいな。やっぱりそういう姿勢にならず、先生っていうのはついついそういう立場になってしまいがちですから、皆さんもですね、いつまでも自分は学ぶ側なんだっていう意識、これ絶対に忘れないでほしいなぁと思いながら、今も私も言いながら自戒の念を含めながら言っているんですけどもね。
そうですね。初めて教壇に立ったときほど力みすぎていろんなことを教えなくちゃって、本当にこう思っちゃうんですね。そうすると自分が授業の準備をすることばかりに気をとられてしまってものすごいこう資料を用意してみたり、ものすごい枚数のパワーポイントのスライドを用意してみたりして、結果的に自分は頑張ってるけれども、アクティブに自分はティーチングしているけれども、学生さんはラーニングになってないっていうのが、今振り返ってみると若いときほどそんなことをやってました。
そうですね。結構、渡辺さんはどうですか。自分の、結構彼は論理派なので、自分の納得というものを追い求めるタイプですけど。
そうですね。やっぱり自分が納得した形っていうのが必ずしも相手に伝わりやすいものとは限らないっていうのにずいぶんやった時に気がつきましたね。前か前の週で、自分の個性というか持ち味という話があったんですけども、これも自分が持ち味だと思ってるものと、自分がこれはダメだなって思ってるものが実は全く逆だったりして、そのときも例えば声が低いっていうお話があったんですけど、実は聞く側からするとものすごくメリットになるところが、自分ではもうコンプレックスでしかない、というようなそこの価値観の逆転というものを受講者の方と何回も何回もそれこそフィードバックですよね。そういう風にやっていくのがある意味大変だけど面白い部分というとこじゃないかなと、はい、思います。
もうとにかく失敗の連続です。うまくいくことはないんだとそう思った方が絶対に自分のためにもなりますしね。はい、失敗を恐れずとあと失敗が逆にチャンスになることって。
そうですね。
ありますよね。いろんなトラブルが起きてと、先生のさっきの話だと毎日トラブルが起きると。毎日チャンスだらけの授業という感じなんだと思うんですけど。本当にあのね、逆に皆さんが何とか助けなきゃという風にチャンスが生まれたりっていうことありますけれども、絶対に目の前で起きてることをですね、悪いことだととらえない。これとっても大事だと思います。あの例えば私なんかはよく遅刻してくること。
はい、はい。
いますよね。遅刻してくる子がいると、もう一回話をしなきゃいけないとかですね、場がせっかくうまくいったのにもう一回スタートしなきゃいけないと。こういう風にね負担に感じてしまうとこれで終わりなんですけれども、私は遅刻してきた人がよくいるとですね、その人に前に出てきてもらって全員の自己紹介が済みましたので、じゃあ自己紹介をお願いしますと言って自己紹介してもらうんですね。そうするとですね、遅刻をしてきたちょっと引け目から遅れて申し訳ありません。何とかと申しますって言ってちゃんと自己紹介してくれるんです。で、皆さんも遅刻者っていうのを受け入れがたいという状況もありますが、そこでですね、遅刻者も仲間になるし、遅刻者もその後引け目を感じず自分もこのグループの中で授業をしていくんだというチームワークができますので、そういうようにね、ピンチをチャンスに変えるっていうのを日々やってます。今回は私たちもこの映像で皆さんにお伝えするという初めての試みで、どうしたらいいのかなっていうのは実はもうこの何ヶ月間ずっとね、試行錯誤しながらだったんですけれども。
そうですね。
先生も。
はい。
今回ね、まとめということで、どうですか。これを先ほど撮り終えて。
これもう本当にまだまだ今後改善していけるものだとは思うんですけれども、この担当させていただいたことで、私自身も一段また学べたと思うんですね。で、これを視聴者の方見てくださってて、またこんなところがうまくいってないなとか気になったところはご自身の学びに変えていただければと思っています。はい。
はい。そうですね。私たちも今回の機会をいただきまして、改めて自分たちが何をやってるんだろうか見つめ直す機会になりました。やはり教えることっていうのは本当学ぶことだなと自分たちがこういう意味でやってたんだと。暗黙知だったものがですね、言語化されたりそういった非常に素晴らしい宝をいただいたような気がしております。はい。まだまだ私たちもね、これから改善してさらによい学びの場を作っていきたいなと思っております。どうぞ皆さんからの様々なご意見をいただきながらこれからも共に良い教育の現場を作りあげていきましょう。それではここで終りにしましょうかね。はい。では、ご覧いただきましてどうもありがとうございました。

    pagetop