Utokyo faculty development東京大学

インタラクティブ・ティーチング

スキルセッション

スキル6.応用編1:質疑応答(1)

映像をご覧の皆さん、こんにちは。
インタラクティブ・ティーチングスキル・セッション今日は6週目です。質疑応答。学生の皆さんから質問を募り、それに答えていきたいと思います。それでは学生の皆さん、こんにちは。
こんにちは。
今日はですね、まずご自身、教員としてご自身にある質問、悩みですね、心の部分あるいはスキルの部分、そういったところに視点をあてて質問をしてもらいたいと思います。では質問がある方、どうぞ。挙手をお願いします。はい。じゃあ1番目にお願いします。
はい。私は学会で発表した後などに、たまに声が、のどが痛くなってしまうんですが、そういう痛くならないような声の出し方とかっていうのがあれば教えていただきたいと思います。
はい。のどを痛めたりとかね、ガラガラになってしまう。どうですか、経験のある方。結構多いですね。はい。我々もですね、舞台に立つと、のどというのはとても大事なので、ケアをするようにということは日頃心がけているんですね。で、まず筋肉のお話をしますと、のどというのはですね、声帯がありまして、この声帯がぐっと締め付けられるとガラガラになってしまうわけですね。ですから我々はのどを開けて喋るというのを意識します。どういう形かといいますとあくびののど。皆さんちょっとあくび、あーって声を出しながらあくびしてみてください。あーっ。ね、はいそうです。今、あくびののど、のどを開いた状態。これはですね、のどが正しい状態ということになります。これをあまり強烈にやりすぎますとね、こういう声になってしまいます。これで授業をすると多分共感度ゼロです。ね。こういう声を出す必要はないんですけれども、のどを閉めずにのどを開けると。こういった意識を持っていただければと思います。で、これはですね、実はリラックスした状態というのは皆さん絶対にのどは開いているんです。例えばリラックスし、友達を喋っているとき、こんなときはですね、いくら喋ってもそんなにのどにはこない。ところが緊張した状態とか喋らなきゃいけない。そういう必然があまり自分に感じられないようなときには、のどを閉めて喋りがちです。ですから気持ちの上でもこのことを本当に発表したい、みんなと分かち合いたいんだって気持ちになること。これがすごく大事ですね。他になんかありますか。
はい。あとは響きを意識するっていうのがあると思います。実は声っていうのは口からは半分から6割ぐらいしか出ていないもので、ちょっと試しに皆さん胸に手をあてていただいて低い声であーっと出していただけますか。これビービー響きますよね。次例えばあと頭。頭に手をおいていただいてハミング。んーから口を開けてあー。これも多分ビリビリと震えていると思うんです。というようにオペラなど見に行きますと、上に天板といいましてこう頭から声が出てしまうものを反射させてお客様に跳ね返すというような板があるように実は体全部から声、音っていうのは出てるんですね。ですからこの響きを意識して、あとは自分でその声が枯れないような声というかポジションを探して、そこで喋るということ意識していくと、より効率よく声が届くんじゃないかなと思います。
はい。大丈夫ですかね。はい。ありがとうございます。それでは次、どなたかいきましょう。はい。ではお願いします。
同じく声の質問なんですけど、私は声が低いので、よく人と話すときに「えっ、聞き取れなかったです」って聞かれることが多いです。
はい。
で、声が低い人あるいは声が高い人が声の出し方で意識するところはありますか。
はい。声が低いっていうは素敵なことですね。声が低いと説得力が増すんですね。声が高いとですね、何かちょっと軽薄な感じがしたりとかするんです。やはり声のトーンの印象って非常に重要で、ご自身の声の低さっていうものを、コンプレックスではなくて逆に武器だと思ってお使いなると。つまり自分の声の低さというのは説得力がある声なんだという風に認識した上で使われるとですね、きっと伝わりづらい声とかそういう声ではなくて、ご自身が意識されて話しますので伝わり方が変わってくるんじゃないかなと思います。声が低いっていうの、結構いいですよね。
声が低いのはいいですね。どちらかというと高低でとってしまうと、うまくいかないことが逆に多いんじゃないかと自分は思ってまして、逆にトーンを明るく作ると、相手にですね、明瞭に届くようになります。明るさというものを意識すると自然と滑舌もクリアになってきますので、高低よりもこの声、明るさというイメージでちょっと自分が持ってるものをより前に届ける。そういったイメージを持つだけでもだいぶ変わると思います。
明るさはね、実は表情なんですね。ですから低い声になってるなと思うとね、目を開けてみてください。目を開けるだけで声のトーンってあがるんですね。そうです。素敵な目です。お目めぱっちりという感じ。
いいですね。
そうなんですね。低い声を出すときっていうのは伏せ目がちにしたりとか、目が小さくなっているときなんですね。明るい声、高い声を出すときっていうのは目がぱっと開きますので、トーン、印象を明るくっていったときは目を開けると。全身で、声だけだと声の問題にしてしまいがちなんですが、声は全身で出してるんだってこちらも意識できるんじゃないかと思います。大丈夫ですかね。
ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。じゃ次行ってみましょうか。はい、どうぞ。
私は主に緊張したときについて聞きたいんですけども、緊張したらそれを意識したらもっと緊張してしまうんですけど、
そうですね。
声が震えるとか、足が震えて止まらなくなるとか、あとは動かなきゃと思って結局動き出しができないということがあるので、その3点についてちょっと教えていただきたいんですけど。
はい。緊張というのはつきものです。ね。どんなときもやっぱり緊張との戦いってあるかと思うんですが、これはね、やっぱりカッコつけてると緊張してしまう。これはね、どんどんカッコつけてこうあらねばならぬという自分からかけ離れた姿を追い求めちゃうんですね。ですからまず今の自分ってどういう自分なのかっていうことを素直に受け止める。これとっても大事だと思います。例えばまだまだ未熟だということをですね、しっかりと認識して日々の授業に望めばですね、この緊張というものは逆にいうとですね相手の共感につながることがあります。でも自分をですね、なんか虚勢を張って無理に大きく見せようと思うと、ますます自分の実像と離れますので緊張が増してくる。こういうことですね。ですからまず今のありのままの自分、ありのままの自分を素直に認めて、その上でですね、自分をオープンにして素直にその場に立つということから始めてもらうといいかと思います。やっぱり場数ってなんだかんだいって重要です。やはり人前で話すということもですね、慣れっていう部分がありますので、できるだけ人前で喋る機会を自分で作って、積極的にこういった場面でもね、発言をしていただければなと思います。で、体にくる緊張というのもですね、やはりこの心構えで変わってきますので、最初は震えたりとか手が震えたり、マイクを持ってる手がずっと震えてしまうってありますけれども、そういった自分というものをまずは認識してですね、そこを隠さずに素直に自分をもっと良くしようという気持ちで臨んでいただく。これが大事かなと思います。どうですかね。
そうですね、やはり緊張が場数によってなくなっていくというよりは、緊張を持ちつつもやはりどういう風にやっていくかということが伸びてくっていうのが実感としてあるんですね。場合によっては、自分が緊張しているということを、今日は緊張しますねといってある意味少しオープンにしてしまうことが、実はこちらに受講者としているメンバーも緊張している場合もありますので、そういうときはそれをきっかけに共感が生まれるということもありますよね。そういった緊張の使い方もできるんじゃないかなと思います。
はい。カッコつけずに素直にやるってことですね。はい。大丈夫ですかね。はい、ありがとうございます。さあ、あと1つか2つ。はい、どうぞ。
前回までのセッションで、闇雲に手を動かしてもあまり効果的じゃなくて、効果的に身振り手振りを使った方がいいっていう風にうかがったんですけれども、何かこういう風にやるといいよっていう基本的な動作の仕方などがあったら教えていただきたいです。
そうですね。闇雲に手をやるっていうのは逆にね、マイナスイメージにつながります。今日はよろしくお願いいたしますってこう何をやっているのかよくわかんない。落ち着きがない感じがしますね。こういう感じで動くと。で、このときに私たちが意識するのは、手に何か積み木のようなものを持っていると。こういう意識をして使っていきます。AとBということを提示するときに、Aの積み木、Bの積み木を持っていると。今日はこのお話とこのお話をしたいと思います。この積み木を重ねるとか、あとは4つの積み木を持っているとかですね。手を何も持っていないこのイメージだけではなくて、具体的に積み木を持ってるんだとか、お話のポイントとなるものを積み木に重ねて、そしこれを重ねていったり、あるいはつなげたりとか。こういう使い方をされるといいいのではないかなと思います。漠然とやるとね、どうしてもこれがわけのわからない手になってしまいますので、そういう積み木をイメージしたり、いう形で話を進めればいいかなと思いますね。はい。大丈夫ですかね。
はい。
ありがとうございます。では、積み木を持ってやっていただけると。はい。ありがとうございます。さあ、じゃああと1つぐらいにしましょうかね。はい、どうぞ。
自己紹介とかプレゼンテーションの際に、僕たちは別にアナウンサーになるわけじゃないので、その研究者としてあるいは大学教員としてやっていった方がいいっていうお話があって、すごく納得したんですけれども、その際にその僕たちの中でもそれぞれの持ち味とか個性っていうのが違うと思うんですね。で、なるべくならばそれを活かしつつ今回のセッションで教わったことを踏まえて自己紹介、プレゼンテーションしていきたいなと思うんですが、それをどうやって自分の個性だとかその持ち味っていうのを見つけていったらいいのかなっていうのを何がご意見があれば。
ありがとうございます。
そうですね、今日はいろんな、いろんなね、お話をですね重ねて、毎週毎週やってきましたけれども、これはほんの一例です。積み木も私の例だけでですね、積み木なんてとんでもないっていう人もいるかもしれない。人それぞれにはそれぞれのキャラクターがありますから、同じように動けば同じものが伝わるかっていったらそんあことはありません。それぞれの持ち味、これが何よりも重要です。で、そのときに大切なのは、自分がいったい何を伝えたいのか。何のために人前に立っているのか。これですね。これは多分一生追い続けることなんだと思うんです。我々も舞台に立つときにですね、いろんなダメ出し、フィードバックを受けます。で、音楽座ミュージカルではよく言われることがあるんですけれども、生き方がよくないって言われたりするんですね。もう突き詰められるとぐうの音も出ないというようなダメ出しですけれども、もう尽きるんです。ここに尽きてしまいます。いくらテクニックで何かをやってごまかしても、それは本当には伝わりません。ですから我々がいったい何をしたいのか。どうして生きているんだろうか。何のためにここに立ってるんだろうか。この追究を日々していかないと自分も伸びませんし、クラス自体がよくなるなんてことはないんではないかなと思います。ですから自分が確信だ、こうだって思っていることをですね、どんなに叩かれようが素直に言い、言って、そして、もしそれに対立する人がいれば、そこで共に意見を戦わせながら前に進んでいくということ。これをしながらですね、様々なことに気づけるのも、教員あるいは俳優をやっている楽しみなんじゃないかなという風に思ってますね。ありがとうございます。他に何かございますか。大丈夫ですかね。はい、では今日はですね、まずご自身のスキルですとかマインドについてご質問を受け付けました。また来週もですね、皆さんから質問を受け付けてそれに答えるという形で授業を進めていきたいと思っています。本日はどうもありがとうございました。

    pagetop