Utokyo faculty development東京大学

大学教育開発論

大学教育開発論とは

東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)とは

背景と目的

東京大学フューチャーファカルティプログラム

大学総合教育研究センターでは、大学教員を目指す東京大学の大学院生、ポストドクター、若手教職員を対象として、教育能力の向上を目的とするプログラム「東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)」を開講しています。
高等教育がユニバーサル化し大学生が多様化する現在において、大学教員に求められる姿勢が変化しています。
従来は、大学教員となるためには研究の能力および業績が特に重要であり、端的に言えば論文数が採用に直結していました。
しかし現在は、教育の能力および業績も問われるようになってきています。
例えば、採用場面においてシラバス案の提出や模擬授業の実施を課す大学が増えつつあります。
また、「大学で担当する授業」は、そのサイズ、内容、授業スタイルにおいて多様化しています。
昨今は「学習者主体の教育」へシフトしつつあり、アクティブ・ラーニング型の授業スタイルが注目を集めています。
こうした授業方法は教員に「知識に関する専門家」としてだけではなく「学びを促進するためのファシリテーター」としての役割を求めており、こうした技術の修得が重要になってきています。

そこで大学総合教育研究センターでは、より体系的・効果的に研修の機会を提供するために、大学教員をめざす本学の大学院生を対象として、教育能力の向上をはかる「東大FFP」を2013年度に開設しました。
このプログラムは全学の大学院生に開かれているため多様な研究領域の大学院生との交流も生まれます。
異なる研究領域から集まる受講生が互いから刺激を受けることによって自らの教育能力を高めつつ、貴重な人間関係をつくることもできます。
2016年度からは、東京大学のポストドクター、若手教職員((特任)研究員、(特任)助教など)にも受講資格を広げています。

構成

  1. DAY 1 プレワークショップ

    受講動機を話し合うアイスブレイク、高等教育の現状、研究紹介(1分間自己紹介)、研究紹介の自己分析と他者評価、ふりかえり

  2. DAY 2 クラスデザイン

    復習、クラスデザインの意義、クラスの目的と到達目標、ADDIEモデル、アクティブ・ラーニング、モチベーション、クラスデザインシートの作成、ふりかえり

  3. DAY 3 シラバス/コースデザイン

    復習、シラバスの意義、目的と目標の設定、コースデザイン(逆向き設計、グラフィックシラバス)、ふりかえり

  4. DAY 4 評価

    復習、評価の意義、評価の方法、評価の評価、ルーブリックの作成、ルーブリックによる採点・作成演習、ギャラリーウォークによるルーブリックのシェア、ふりかえり

  5. DAY 5 まとめ&模擬授業検討

    代表者による模擬授業、模擬授業のピアレビューの練習、ポスターツアーによる学習のまとめのシェア

  6. DAY 6 模擬授業ブラッシュアップ

    模擬授業(1回目)、模擬授業のブラッシュアップのための検討

  7. DAY 7 模擬授業

    模擬授業の実施(2回目)、模擬授業の検討

  8. DAY 8 ポストワークショップ

    構造化アカデミック・ポートフォリオチャートの作成

※東大FFPは、大学院共通授業科目「大学教育開発論」としても開講されています。

第10期東大FFP 概要【2017年8月本エントリー開始予定】

大学院共通授業科目名

大学教育開発論

日時

2017年度 Aターム
木曜クラス:3, 4限
金曜クラス:3, 4限

※いずれも全8回です(変則的な隔週実施です)。詳しい日程は後日このページに公開します。

場所

木曜クラス:本郷キャンパス・福武ラーニングスタジオ
金曜クラス:本郷キャンパス・福武ラーニングスタジオ

応募資格

東京大学に在籍する大学院生、ポストドクター、若手教職員(特任准教授、講師、特任研究員、教務補佐員など)

定員

各クラス25名(本エントリー者多数の場合は選考有)

シラバス

2017年秋_シラバス ダウンロード

メリット

東大FFPを受講することのメリットをまとめました。

  • きっとあなたの学ぶ意欲を満足させます。
  • 公式な履修証が交付されます。
  • 修了単位に数えることができます。
  • 専門領域を超えたネットワークをつくれます。
  • 修了後も学ぶ機会が用意されています。
  • 修了後に大学教員リクルート情報を提供します。
  1. 1. きっとあなたの学ぶ意欲を満足させます。

    これまでの修了生のうち98%が、東大FFPに参加したことについて「大変良かった」または「良かった」と回答しています。
    また、90%が、東大FFPを友人に「強く勧めたい」または「勧めたい」と回答しています。

  2. 2. 公式な履修証が交付されます。

    公式な履修証が交付

    シラバス所定の条件を修了した者には、大学総合教育研究センター長の印が付された、東大FFPの公式な履修証が授与されます。
    この履修証は、大学教員応募の際、履歴書の教育業績欄等に記載することができます。

  3. 3. 修了単位に数えることができます。

    東大FFPは、大学院共通授業科目「大学教育開発論」として開講しています。
    したがって、単位を修得した場合は、各研究科等の規定の範囲内で、修了単位に数えることができます。

  4. 4. 専門領域を超えたネットワークをつくれます。

    専門領域を超えたネットワーク

    異分野の大学院生・若手教職員と交流して、自らの教育・研究を見つめ直すことができます。
    これまでの修了生は、東大のすべての研究科から集まっています。
    なかなか接する機会のない異分野の大学院生・若手教職員と交流し、新しい刺激を得ることで、自らの教育・研究を見つめ直すことができます。
    また、貴重な人間関係を作ることもできます。

  5. 5. 修了後も学ぶ機会が用意されています。

    修了生のみなさんによって、自主的な勉強会が開かれています。
    詳しくは【修了生の活動】をご覧ください。

  6. 6. 修了後に大学教員リクルート情報を提供します。

    東大FFPでは、本ウェブサイトの「FFP修了生をリクルート」ページにおいて、全国の採用ご担当者様から東大FFP修了生へのリクルート情報(大学非常勤・常勤など)を募っています。
    このリクルート情報は、東大FFPの修了生ネットワークに提供されます。

修了生の声

  • 学生や聴衆側から見て自分の説明が分かりやすいものかどうかを意識するようになった。
    自分が持っている知識や考え方を他人に効率的に伝えるには、相当なテクニックが必要であることを知り、表現力・発信力を磨こうと思うようになった。
  • 教員になるまでに必要な具体的な準備内容や準備プロセス、手法などが実践を通しながら体験できたので、今後の目標や方針もより具体的にしていけるようになった。
  • 「大学教育」の大変さを学ばせて頂きました。
    教職免許が必要なわけではなく、研究を行えば大学教員になれますが、良い教育のためにはいろいろと考えて準備しなければならないことを学びました。
  • 自分の研究分野では周知の事実や事柄、用語だと思われているものは一般的には普及していないことがあることがわかった。
    自分の研究について話す時には、よりわかりやすく説明するように心がけるようになった。

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